(夢)

両親が安楽死させてくれると言う。メタノールが主成分の有機溶剤を腕に塗れば羊だって簡単に死ぬ、とテレビのニュースを見せ、その後実際に1頭殺した。私はまだ死にたくないとひとしきり泣き喚いた。親に羊の処分薬剤で殺されるやつがいるんだとネット上かどこかに書き散らしたかったが、iPhoneは1/3がぐちゃぐちゃに砕けており2台持っているノートパソコンは1台は立ち上がず、もう1台はどうしてもネットに繋がらなかった。どこかで普段死にたい死にたいと言っているのにこういう時抵抗するのはおかしいなと思いながら、同時に安楽死予定の妹と泣き騒いで、せめて死ぬまでの呼吸の頻度とひとつひとつの大きさを計測させてくれとパソコン2台を使って準備した。準備途中の土砂降りの日に家族でバスに乗って近場に出掛けたが、徐行運転のバスがジェットコースターのように左右に激しく揺れ、生き残る予定の弟がそれに対して大声で文句を言っていた。呼吸計測の準備が整うと突然目の前が暗転し、起きた。