(夢)

ベッドにうつぶせで寝ている。背板がこげ茶の木製のもので、家具量販店で買い求めたものなのか独特の安っぽさがある。枕を置けるだけのスペースが他と分離していてそこを上に押し開けると大量のアイスキャンディが腕を伸ばしたら届くくらいの場所に詰まっていた。ひとつ取ってかじると、桃とオレンジが混ざったような淡い味がした。アイスキャンディは溶けるのが早く、手に取った時点でべたべたと汁が垂れ、ふたくちめには本体が棒から離れ大部分がどこかに落ちてしまった。アイスキャンディを持っている間、さる2人(会ったことがない)の仲はなぜ良いのかは、彼らが総代と副総代だからだというひらめきがおりてきた。アイスキャンディは口に入れない限り冷たくなく、最初に手に取った時についた汁以外に皮膚にべたべたとまとわりつくものはなかった。